人気ブログランキング |

ミルクポットと果物籠


ミルクポットと果物籠_c0236929_02000183.jpg

F10号のキャンバスに銅製のミルクポットと果物籠を組み合わせた静物画を描いてみた。二つとも最近手に入れたものである。ミルクポットは地味な色で、少し大きすぎるきらいがあるが、どっしりとした存在感が非常にいい。また果物籠は家内が蚤の市で掘り出してきたものだが、新しい工芸品の籠と違って、生活のにおいが残っているような重みのあるものである。

ともに渋くて地味な色合いながら、二つに共通したようなトーンが目を引き付けてくれて、静物画のモチーフとして有難い掘り出し物である。これにいつも使っている黒とグレーの縞模様の布、それに赤いソース差し、果物籠に盛ったリンゴと梨など、なにか大変に制作欲がわいた作品である。

あまり色としては目立たないモチーフにかこまれてソース差しと梨の赤、野生のリンゴの緑の対比が上手くはまってくれればそれいい。特にソース差しの赤はほとんど描き込まないようにして赤い色を存在させるようにした。描き込むのは他のもので充分である。

出来上がった作品に目を当てて、赤と緑にばかり視線がとどまらないようにと願った。

by papasanmazan | 2019-09-28 17:07 | 静物画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2019-09-29 15:09 x
クラシカルなミルクポットと籠の重厚な色調から流れ出るような白い布が、色調を抑えながらもリズミカルに弾む赤や緑がとても新鮮で「静と動」「明と暗」が相まってとても素晴らしいです。静物画の真髄とはこういうものかもしれないと思いながら拝見しています。
Commented by papasanmazan at 2019-09-30 04:36
カワセミさん、やはり気にいったモチーフに出会うと、制作欲もわいてくるもので、物と物の組み合わせ、キャンバスの大きさなどを考えているうちから楽しくなってきます。それがそのまま最後の完成までつながればいいのでしょうが、まだまだ作品そのものに満足仕切るることが出来ません。
<< ポプラとヴァントゥー山 バルーの城 >>