先日の油彩画、白い道とヴァントゥー山と同じ場所で小さな水彩画も描いてみた。とにかく水彩が面白く、あれこれ描いてみたいものが続出してきてかなわない。この場所で油彩を制作している途中でも水彩に気持ちがひかれて、途中一日を水彩に当ててみた。これはごく小さな水彩で17×13,5cmの手のひらに収まるようなものである。
油彩の時でも出来るだけ明るく軽い表現を心が桁つもりだが、やはり水彩となるとかなり仕上がってくるもものが違ってくる。小さいながらもかなりか描き込んだつもりだが、物質の重さというものは消えてしまっている、その代わり画面にはミストラルでも吹いているような空気の流れは感じられるかもしれない。
水彩の即興性はその技術を上手く使っていけば、やはり一つの表現された美術である。