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赤い岩





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いつもの赤い岩、今回はF12号を縦型に使ったものである。かつて日本で制作を続けているときは富士山や竹、松などをよくモチーフに取り上げて、一つのシリーズになっていたが、フランスに住みだしてからはやはり環境ががらりと変わって、風景そのものが目新しく、どれでもを絵にしていきたいような気持ちだった。

プロヴァンスに移ってからはやはり経験もつまれてきて、対象になる風景をよく見極めれるようになって来たようだ。以前のようにフランスの緑の美しさ、景色の透明感に圧倒されてばかりではなく、自分の意図でもってモチーフを選んでいけるようになった。

そのような中でやはり眼前にあるヴァントゥー山はどうしても避けて通れない対象物で、これはなかなか勉強になるモチーフだった。その重量感と横への流れの調和に最初の頃はとまどったものである。

そしてもう一つシリーズになるような赤い森、その中にある赤い岩、もしくは黄土の岩、これらの組み合わせが大変に重要なモチーフになってきた。自分の好みから言えばこの赤い岩は一番好きなものである。いわゆる絵づらが悪い、見てくれが悪い画面になるかもしれないが、どうしてだかとにかく惹かれるのである。

今回のこのF12号も相当に描き込んだものである。

by papasanmazan | 2019-08-03 18:29 | 風景画 | Comments(2)
Commented by 0n07919 at 2019-08-06 19:42 x
素晴らしいです。 岩と木々が補色の関係にありながら、しっくりと穏やかに互いの色を引き立てている。赤い岩の向こうで輝く松林がとてもきれいで、色彩の絶妙なバランスに見入っています。まだまだなんです…と 毎回画伯が言っておられても、先にどんなものがあるのか私などには想像もつかなかったけど、この作品を拝見してこう云う事だったのかとやっと解ってきました。
Commented by papasanmazan at 2019-08-08 03:05
0n07919さん、現場で描いていて、この赤い森の中にいるとほとんど全てが絵になるような気持ちになってきます。まだまだ何点でも続けていければそのうちにはもう少し満足のいけるようなものも出来るかもしれません。
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