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ヴァントゥー山(ベル・ヴューから)






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久しぶりに30号の油彩を制作した。M30号である。若いときには30号くらいは極当たり前の大きさだったが、最近は20号位までの大きさどまりが多く、ちょっとなさけない気もするのだが、戸外での制作ともなると30号くらいまでになってしまう。

昨年の夏以降、ヴァントゥ-山を描くのにこのベル・ヴューという名前のキャンピング場のすぐそばにイーゼルを据えることが多い。ベル・ヴュー(いい眺め)というだけあって大変に眺望の開けたきれいな風景のところである.前景の大地を通してヴァントゥーがなんのさえぎりもなく大きく展開してくれる。

この場所は以前から制作にもってこいのところになるとは思っていたのだが、何せ相手がだだっ広く、建物や林や畑などが本当につかみどころがないほどに小さく見えるだけで、大地の扱いや山の横への変化などをどうして扱っていいのか分からなかった。

昨年のこの場所での20号の制作いらい段々と、制作する自分と風景の一体化を感じるようになってきた。形と色を使って表現するのが絵画の基本だが、それにまして何か精神的に一つ自由なものを得たような気がしたのである。それでこのいい季節を待ってこの30号の制作になったのである。今の自分としては満足のできる画面になったと思っている。

by papasanmazan | 2019-06-17 02:55 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2019-06-22 11:38 x
素晴らしいですね!ヴアントゥ―山を一望に大パノラマの世界。画伯の感性のもと30号の画面に再構築されたこの作品から、遥か昔から続いてきたこの地の揺るぎない事実ような、えも言われない空気が画面から感じられ不思議な感覚で拝見しています。
Commented by papasanmazan at 2019-06-23 03:33
ono7919 さん、やはり時々は大きな作品を描いたほうがいいようです。余り小さな画面ばかりを相手にすると手がちぢこまっていけません。それと画面全体を見る、という基本的な目の働き、訓練、手の動き、その他やはり人間の活力を養っておかないといい絵が描けないような気がします。
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