赤い岩

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好きな色は何ですか、と問われたらなかなかすぐには答えられないと思う。どうしてかというと絵画の制作をしていると画面全体を出来るだけ同時に、また部分、部分を同じ価値と考えながら進めていくので、どの色が大切、どの色が不必要などとすぐには判断出来なくなってくるからである。つまり色と色との関係が大切なのであって、一つの色だけを取り出すわけにはいかないのである。


しかしそういっても魅かれる色がある、私は特に赤に目がひきつけられることが多い。一面に咲き渡ったコクリコの畑を見たり、ザクロの実が緑の葉っぱの間からあちこちにぶら下がっていたりしているのを見ると我を忘れて声を出したりして、家内によく笑われたりする。やはり好きな色はと問われたら、赤、と答えるだろう。


赤い岩や赤い森、赤い道もよく絵にしてみたいと思う題材である。南仏に越してきて初めてルシオンの赤い風景を見たときは衝撃的だったが、現在はもっと近くのオーゾンの辺りに散在している赤い森で満足ている。今回はその赤い森と細い道をM10号の細長いキャンバスを縦型に使って描いてみた。岩の組み合わせが面白いと思う。


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by papasanmazan | 2018-10-16 21:51 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2018-10-23 21:40 x
しばらく留守にしている間にも 画伯の絵はさらに密度を増してきているのに驚く。この作品も以前より純度を増し赤に透明感が出てきた。もう風景画と云うよりは精神、魂の絵とでも云うべきだろうか。
Commented by papasanmazan at 2018-11-16 20:23
みみずくさん、以前の赤い森の作品に比べると、赤という色に力みがなくなってきたように思います。赤、赤と思わずに赤を感じさせればいいのだと気づきました。
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