油差しとコンポチエ





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今年の春さきにノミの市で買った油差しが静物画のモチーフにピッタリと来て大変に気に入っている。今までに二枚のフランスの古い額にあわせた静物画に続いてもう一枚、今度はF8号に描いてみた。前作二点はなんとなく古い額にあわせたようになって、少し情感に流れた感じがあったので、このF8号はもっと構成的にしてみようと思った。


油差しと果物鉢(コンポチエ)の組み合わせを工夫しながら、それに果物と湯のみを配したものである。こういうふうにそれぞれのモチーフをテーブルに置きながら何を見ているのかというと、とにかく画面の流れであり,この絵の場合は特に白の面積の配分である。数学的な数で割り切れるような面積ではなく、もっと目を使った直感的な白の美しさを目指した計算である。


自分自身こういった静物画を考えていくのが好きであるし、単に制作するよりも何か小さくても目標がはっきりしていくのが励みになっていいと思う。

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by papasanmazan | 2018-08-05 21:36 | 静物画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2018-08-09 14:56 x
いい作品ですねー ダイナミックで繊細でとても味わい深い。大胆な構成と洗練されたバルールに説得力があり目が釘付けだ。画面だけを見ていると色彩の世界に引き込まれていくような錯覚をする。
Commented by papasanmazan at 2018-08-13 23:45
みみずくさん、F8号の大きさに良くおさまったように思います、以前なら10号か12号くらいを考えたモチーフの選択ですが、少しずつ画面を集約していけるようになってきたようです。よけいなものが取り払われていくのは良いことだと思っています。
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