マザンの農家




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今年の2月に出来上がった冬の野の風景と同じ場所に大きな農家があって、またそこには立派なチオル(菩提樹)の木が姿を見せている。夏になったらさぞ涼しい木陰が出来るのだろうなと思われる。プラタナスやチオルを見るたびにあの夏の炎天下の木陰を連想するのである。


もうそろそろ冬の風情も終わりに近くなって、ようやくこの農家の絵を完成させた。前の冬の野の風景と同じP8号の大きさである。このチオルの葉が出てくるとほとんど農家を覆いつくして緑一面の景色になってしまうので、昨年この場所を見つけたときから、これは冬の制作にと予定していた取って置きの場所である。


こういう冬の景色も描きこんでくるとおのずと色の使い方が分かってくる。とくにうまくう紫系統の色に注意すべきだと思う.そしてその対照になる黄色を抑え加減に持っていくほうが上手くいくようである。紫と黄色をあまりに強く使い込んでいくと、冬という感じから離れてしまうのと同時に、画面の品もあまりよくないものになりがちである。





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by papasanmazan | 2018-03-17 16:48 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2018-03-19 18:23 x
勢いのある伸びやかなタッチと細やかな色彩の変化、移りゆく自然の表情が画面からストレートに伝わってくる。補色の関係にある紫と黄色が、ここでは純度の高い量感のある色彩となって ありのままの自然を訴えかけているようだ。
Commented by papasanmazan at 2018-03-21 10:06
みみずくさん、見ていただいたとうりに、画面の構成がそれほど目立たずに、ナチュレルな感じが保たれているようです。あまりにもつくった感じというのは、時としていやみを残すことにもなりかねません。注意しておかねばならないことです。
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