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彫刻と花


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F12 号のキャンバスにカルポーの彫刻、ふくれっつらと、アトリエに咲いている鉢植えのポインセチアを使って静物画を一枚考えてみた。ふくれっつらを置いてある机の面も利用することにし、上下の動きをつけるために机の前に小さな台を設置して、そこに植木鉢を布とともに構成し、布の模様も使っていくことにする。


それだけではまだ構成が不足しているので、ざくろやレモン、青い小さなビン、白い花瓶なども加えて、ようやく製作が始まった。自分なりに納得の出来る構成が出来るまでは制作に掛からないほうがいいと思う。


個々のもの、たとえばふくれっつらの表情や、ポインセチアの花のかわいさなども大切にはしているのだが、どうしても全体の中の部分として考えてしまうので、時によるとかなり細かく部分の説明に走ることもあるが、しばらく時間をおいて眺めていると、それらの説明部分が上手く表現出来ていても大きく消してしまう結果になることもある。


制作の途中などはそんな悪あがきの連続といっていいようなものである。特にこの作品では彫刻の顔の表情に描きすぎたり、消したりの過程が多くなった。






by papasanmazan | 2018-01-22 21:15 | 静物画 | Comments(0)
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