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ポプラの道からヴァントゥーへ




猛暑が少しおさまったので戸外での制作を再開する。現在の自分には水彩をたくさん描くことが必要だと常々思っているので、いつものヴァントゥー山を手始めにしてみた。以前よく油彩で描いていた場所で、手前のポプラの並木道をたどっていけば奥のヴァントゥー山に視線がおのずとひきつけられていく構図である。


ブドウの収穫がたけなわの畑が左右に広がって、これも雄大で美しい。ポプラは大きく曲線を描いて空に向かっている。これが油彩だと相当に色彩の高まった作品になるところだろうが、透明水彩だと紙の地質の白色を利用するので淡い色彩の表現になる。


透明感が一番の命かもしれないが、そこにもやはり造形感を打ち立てていきたいと思っている。


by papasanmazan | 2017-08-28 22:35 | 水彩画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-08-29 15:29
風が自由に吹き抜ける広々とした気持ちのいい作品ですね。
ポプラの木から遠くの建物、そして雄大な山波に目をはしらせていると、その中間の淡い空間の美しさが際立ってきて、それとの相乗効果でポプラの茂りや遠くの家、山の雄大さがより一層確かなものになり拝見していて尽きることがありません。
Commented by papasanmazan at 2017-08-30 19:46
カワセミさん、水彩はやはりやるべきだと思いました。おそらく油彩の制作に大いに影響するのではないか、特に全体感を捉えるのに役立っていくのではないか、という予感がします。
動きを大きく、ズバリとまず捉えてしまう、そういった感じです。
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