
モルモワロンの村にペスキエという名の大きなワイナリーがある。日本にもワインを輸出しているところでなかなか立派なワイナリーである。しばらく改築中であったが一ヶ月ほど前に新装されたお祝いがあって、ペンションをやっている家内も招待されて参加していた。
もう五年以上前くらいに一度、このワイナリーの建物を描いたことがある。入り口正面から見たところで、ズーッと背の高いプラタナスの並木が続き、その奥にシャトー風の建物が建てられている、そんな作品だった。いかにもフランス的な感じのワイナリーである。
そんな建物をたまたま少し離れたベドワンへ向かう道、トゥール・ド・フランスでいつも通る道からなにげなく見ているとこれがまた絵になる風景であるのに気づいた。車を止めてあちこち場所探しをしたのである。P8 号のキャンバスに描いてみた。描いている期間にプラタナスの並木がいっきに緑の濃いいものになってしまった。

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