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大きな笠松のある農家

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フランス人の大好きなスポーツである自転車競技の代表的なレースが日本でももうお馴染みのトゥール・ド・フランスである。夏の暑い時期に自転車レースをフランス全土に渡って繰りひろげていくのだが、そのメッカともいえるのがヴァントゥー山である。

そのヴァントゥー山がコースに入った年は私たちが住むマザンあたりでも熱っぽい夏になり、自転車野郎でいっぱいになる。その自転車のコースというのがモルモワロンというところで大きく曲がりこみ、ベドワンという村を通過してそこから2000メートル近い高さのヴァントゥー山へ一気に駆け上っていくのである。

テレビで実況を観ていてもモルモワロンからベドワンにかけての景色は何度も絵にしているところなので、すぐにどのあたりなのかが手に取るようにわかる。このあたりはとりわけ緑の色が美しく、風景も雄大である。小さな丘があって立派な農家が建っている。その庭とおぼしきところにはこれもまた立派な笠松が植わっていて遠くからでもよく目立つ風景である。

P6号のキャンバスにその農家と笠松を描いてみた。



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by papasanmazan | 2017-05-25 03:20 | 風景画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-06-08 15:15 x
南仏の太陽が輝く片田舎、知らない場所なのに何かしら懐かしく画面に引き込まれ拝見しています。一見サラッと描かれているようでありながら、見れば見るほどバルールのすばらしさ奥深さを感じずにはいられない作品です。
Commented by papasanmazan at 2017-06-11 14:23
カワセミさん、以前は6,8号くらいの大きさがなんとなく中途半端な大きさのように感じて、描きにくかったのですが、このごろはこのくらいの画面をこなせるようになって来ました。もう少し静物画でこの大きさを試したいと思っています。
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