岩と家

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自然の中の荒々しい岩、そこに人間が自分たちのために作った家、人と自然が共存しているのが眼前に広がっている。どちらもものをいわない世界である。無表情で、ただそこにポツンと残っている家とも小屋とも、また廃居ともいえるような石造りの建物と、その背景になっている崖の岩を組み合わせた風景である。

F8号の縦型のキャンバスに描いてみた。以前にも一枚、たしかF10号だったと思うが描いたことがある。そのときも同じ感覚だったがなにか飾りが多く、本質的な表現にはいたってなかった。それほどの力がなっかたのをよく覚えている。

正直なもので、こういう表現にしたいといくらいい考えが浮かんでも実力の不足は画面におのずと現れてくる。それをカバーしようとすればするほど絵が飾り立てたものになってくる。そういった現実に直面して描いている本人が一番情けない気持ちになる。

そうはいったもののやはりなんとか表現してみたいと思う気持ちは残って再度制作してみたF8号の作品である。着飾った美しさではなく、もっと本源的なものをあらわしてみたいと思っている。


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by papasanmazan | 2017-03-17 12:23 | 風景画 | Comments(0)
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