人形と花籠

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春の嵐とでもいうのか時おり雷を伴った強風、大雨でとても外には出られない。それで久しぶりに室内でパステル画を描いてみた。モチーフにしたのは人形と小さな造花の花籠を組み合わせてみた。

人形は随分以前、まだ三十代の時にパステルで描いただけである。そのときのモチーフの人形は義母の持っていたもので、かなりいいものだったのを覚えている。描いていても気合が入って面白かった。それ以来の人形のモチーフになるのだが、今度のは私たちがまだ南仏に来る前に住んでいたエポンヌでの恩人、ランス氏の奥さんが私の娘にプレゼントしてくださったものである。

ランスさんご夫妻はもうどちらも亡くなっているが、私たち家族を本当にやさしくお世話してくださり、偶然ランス氏にめぐり合わなければ多分フランスにこれほど長くは住めなかったのではないかと思う。私にとってランス氏は実の父親以上の存在といっても過言ではない。

そんな思い出の人形をモチーフにして描いていると、やはりいろいろと記憶がよみがえり、制作の充実感も増した作品になった。

あまり説明の部分が少なくなってきたパステル画になりつつあると思う。




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by papasanmazan | 2017-03-05 16:54 | パステル | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-03-06 19:30 x
あら~かわいい! 花籠の存在がきいていますね。
Commented by papasanmazan at 2017-03-06 22:16
カワセミさん、しばらく忘れていたようなパステルもこうやって描いてみるとやはり面白いものです。水彩もいろいろ描いてみたく、それなりに多忙です。
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