
左上から右下に向かって一気に赤い色の流れを作りたくて、複雑な模様の多色の布とリンゴとを主にした画面を考えてみた。いろいろアイデアは出てきたが複雑な表現もいいかと思って久しぶりにリンゴを果物籠に盛ってみた。布は赤や緑、青、黒など使い放題だが、取手のついた果物籠のその取手の間の空間が巧く埋まらない。苦肉の策としてからになったシロップの瓶を一本おいてみた。
これはF6号の静物画である。この位の大きさだからそれほど大掛かりな動きはつかめないだろうが出来るだけのことはしてみたつもりである。とにかく赤い色の流れとして画面が活きて欲しかった。しかし制作の途中の弱気なところはまだまだ残っていて、ついつい果物籠に眼がいってしまうのである。
なんとか寒色をつかいこなすようにして最初の考えを強調しながら制作を終えた。

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