A. 秋の果物 (水彩)
横浜での個展を無事に終え、大阪で作品の整理などの片付けで大変だったが、ようやくマザンに戻ってきた。展覧会には遠方からお越し頂いた方々もあり、ご高覧有り難うございました。
年齢のせいもあって時差がなかなかとれないで困っている。フランスから日本に一時帰国した時は展覧会の用意など、急いでしなければならないことが多く、時差などとあまり言ってられないのだが、フランスに戻ってきた時には一度に疲れもでてなかなか回復しなくなってきている。体がいつまでもフラフラして、時々思い出したかのように眠気に襲われたりもする。
そうとばかりも言ってられずに手近な果物を少し水彩で描いてみた。いつもの梨と秋の味覚の柿、それに紅葉して庭に散っているサクランボの葉っぱを拾い集めてモチーフにしてみた。
一枚目(A)はかなり描き込んで、どちらかというとグアッシュに近いものになった。こういうものをもっと描いていきたいと思っているのだが、いつもの淡彩的な表現もしてみたく、おなじ柿と梨、葉っぱの取り合わせで軽いものも描いてみた(B)。
ちなみに柿はフランスでも同じ発音のKAKIである。
B. 秋の果物 (水彩)