
革の帽子をかぶった自画像を油彩で描いた作品を見ていて、ふとこれを自分の葬式の遺影にしたらどうかしらと思いついた。人生の最後にちょっと画家を気取るのも悪くない、家内も大いに賛成してくれた。
その家内も終活とか言って、水辺のレストランで撮ってもらった気にいった自分の写真を遺影にするのだと以前から宣言していた。それが私の自画像を見た時から、写真よりもやはり絵のほうが遺影にいいと言いだした。
そういった要望からこの夫人像を描き始めたのである。大きさも平等の精神でともにF8号である。革の帽子の代わりに夫人像には派手なスカーフをつかって、このあたりは気を使っている証拠になる。
家内の意見では遺影にする写真というのはなかなかいいのが見つからなく、毎年新しく撮った写真などをあれこれ探したりしなくてはならないのだそうである。それからすると油彩作品はこの一点で満足できると言ってくれている
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