
やはり赤い岩、黄土の森シリーズの一つで、もうすぐ横浜での個展のために一時帰国するが、このF20号の制作が今年の分の最終作になるだろう。まだまだいろんなアイデアはあるのだが今のところはこの辺りの表現が限度かなとも思っている。
以前よりも岩組みの構造に魅かれるようになってきた,結果して画面のたち方が変わってきたと思う。少し変わったいい方かもしれない画面は立っていなければならない、ベタッと横になっていては駄目である。ここのところは分かる人にはすぐにわかるのだが、分からない人にはなかなか理解できないところである。
絵が立っているというのは最終的にヴァルールの問題である、色彩と形との正しい調和で絵が立ってくる。例えば美術館などに行って絵を眺めていても、距離をとってその絵を見てみればいい、いい絵は立っている、壁に張り付いて、壁に寄り掛かってい居るような絵は駄目である。
けっきょく絵の立ち方によって空間の実在が左右される、と言っていいと思う。
11月1日(火)~6日(日)まで横浜で個展をします⇒
==個展のご案内==
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