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サン・トロペ遠望


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午前中の光の中で先日のP10号のサン・トロペの笠松と海を描き、少し休んでから午後はF6号にサン・トロペを遠望した風景を描いた。とにかく笠松がいたるところに見られ、手前の大きな面積にもその鮮やかな緑があちこちに広がっている。海をはさんで手前にサン・マクシムの保養地、向こうにサン・トロペの町が見えている。場所柄もあって船やヨットの白色が地中海の色に映えている。

画面としてはもう少し大きなキャンバスでもよかったかもしれない。しかしこの風景なら10号までだと思う。それ以上の大きさだとずいぶん俗っぽい絵になりそうな気がする。どの絵の制作でもキャンバスの大きさを選ぶときには注意が必要である。つい選び方が悪いとあとあとまでひっかかって、悪くするともう一枚描き直した方がいいのではないかと思い始めて、制作に集中できない場合がでてきたりもする。


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by papasanmazan | 2016-09-29 15:05 | 風景画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2016-10-03 15:19
とても大きく見えるけど6号なんですね!大地や点在する家々木々が色彩の変化だけで見事に表現されているのに目が奪われ、全体としての美しさと部分の美しさに目が釘付けです。先の「笠松と海」の作品よりこちらの方が私は好きかな!
Commented by papasanmazan at 2016-10-04 15:49
カワセミさん、蓼食う虫も好き好きで、いろいろ意見もあると思いますが、P10号の笠松と海の絵とこのF6号のものとでは描いている意図が違っています。この6号の方が一般的に言って絵画的だと思います。10号の方にはそういった綺麗さはないと思いますが、自分としては造形感にひかれて描いたものです。
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