城のある風景


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いつものバルーの城と村に木々を取り込んだ風景画、P25号の大きさの油彩である。F15号に同じ主題、構図で描いたことがあるものだが、その作品がもうひとつ気に入ったものにならず、キャンバスを変えてもう一度考え直してみた。

夏の間ずっと製作を続けていたのだがなかなか仕上がらず、サン・トロペに出かける前にももうこれでよし,と思うところまで進めてはみ
たものの、後もう少し何かが足りない感じがしていた。

これでようやく出来上がったと思うところまで本当に描き込んで、描き込んだ末の一枚である。全体の緊密間が足りなかったのだと思う。ひとつ、ひとつの描写はうまくいっても、それが全体感を形づくっていかなければならない。

いってみれば全体としての描写である、ものの説明におわっていてはいけないのである。


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by papasanmazan | 2016-09-28 17:52 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2016-10-03 16:08 x
随分身軽になった感がする。絵が軽くなったと言うのではない。むしろ画面の緊張感は増している。このシリーズに関して今までは力でぐいぐい押していたのを少し引いたというか、いや突き抜けたのかも知れない。画伯のことだこれを基に画面はどんどん進んで行くことだろうと目が離せない。
Commented by papasanmazan at 2016-10-04 15:41
みみずくさん、確かに以前よりは制作の運びがスムースになり、気持ちとしてものびのびした感じがあります。ただ決してダレているのではないだろうなと自戒はしているつもりです。
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