
かなり小さなF3号のキャンバスに梨を六個並べてみたものを描いてみた。梨の木の葉っぱも少し添えて変化をねらってみた。テーブルには白に赤い線の模様のある布をかぶせてある。そのような置き方だけを主眼にしてみた静物画である・
最初から沢山の梨をおさめてみようと思っていたので、他の要素は極力避けるようにした。赤い線の装飾性だけが取ってつけたような眼をひくものかもしれない。ただ梨の部分にある赤色と少し響きあわせたかったのである。
単純なものを単純に見せていくのは実に難しいことである、複雑に見えるようなもののほうがかえって簡単なことがあるものだ。
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