
オーゾンの丘から見た風景を今年はよく描いているが、そのオーゾンの村のいちばんはずれにこれもまた少し小高い丘があって、松や家並みなどの構図が制作欲をかりたててくれる。P8号のキャンバスに描いてみた。
全体としては遠景感が強く、これといった主だった要素は見当たらないが、丘の上にある暗い木立と手前の木の茂みの暗さとを感覚の中心にしながら、徐々に周りの色を展開させてゆくようにしてみた、今までの制作とは少し違った進め方である。
いってみれば割合に説明的な部分のつながりが全体にわたってゆくといった制作で、仕上がった画面に自分でも少し違和感はある。しかしこういった試みもときとして必要なのではないのだろうか。
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