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バルーの松と城

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既に同じ場所、同じモチーフで幾枚も描いてきたバルーの城と松だが、しばらく時をおいて訪れてみるとまた挑戦してみたくなった。どれがどう変わるのでもないが何か今までのものに飽き足らない感じがするし、キャンバスの大きさもちょっと違ったものがほしかった。

P20号を選んで、城と松、少しバルーの建物も入れた構図で描いてみた。

覚えているところではF15号に同じ場所から城と松だけをいれたものがあったが、その時にイーゼルを立てる目印に置いていた石がまだそのままになっていた。前作との間には三年以上もたっているはずだが、あまり人が来ない所なので場所も踏み荒らされないようである。

ただ制作の進み具合は三年以上の差がそのまま出てきている。軽さが出てきたように思う。筆の運びもスムースになった。総じていうと制作自体が快適になって、気分も割合に晴れやかである。

しかしまだ何かが自分の中に残っていて、最終の目標、到着点はかすんでいる。禅の言葉でいう漆桶を打破する、無明で閉ざされた世界を払拭して、真の晴れやかさを得られるのはいつのことだろうか。



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by papasanmazan | 2016-08-01 19:41 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2016-08-25 15:51 x
愚直なまでにモチーフに取り組む画伯の姿勢が、そのまま画面に表れている作品だ。堅牢でゆるぎない画面は内なるものから発せられ、目の前の霧が晴れて行くように清々しい・・・これが多分今の画伯なのだろう。しかしまだ到達点ではないと言っておられる。この先どんな世界が待っているのだろう 楽しみだ。
Commented by papasanmazan at 2016-08-27 19:37
みみずくさん、やはり自分としては何か怖いような気持ちにさせられる芸術上の未来です。明確で明るいものならいいのでしょうが。
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