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ヴァントゥー山とマザン遠望

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久しぶりに我が家の近くのテラン・ドゥ・パントルに行ってみるとだいぶ様相が変わっていた。マザンの全景やヴァントゥー

山が変わっているわけではないが、イーゼルを据える畑の整地が変わっていてちょっととまどった。しかし見晴らしは相変わらず素晴らしい。F30号に新たな気持ちで取り組んだ。以前とは制作の進み具合も変わってきている。

自分なりにずっと考え続けてきている、同一平面上に同時空間を表す、という絵画上の一つの信条が前よりもぐっと推し進めることが出来るようになっている.その信条に沿って不要な描き加えが少なくなってきた分、画面としては端的なものとして見ることが出来るのではないだろうか。

眼前の自然を大切にする、しかし自然をそのままに写す訳では決してない。自然はそのままに自然である、しかし画面はそのままに自然ではない。ここのところが明確なようでいて、いざ表現するとなると画家の誰もが感ずる難しさがその画家の程度に応じて生じてくる。

急に夏の暑さがやってきて、制作の最後の日には日傘が必要だった。家事の手伝いに来てくれている女性に日傘といすの持ち運びを頼んだ。




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by papasanmazan | 2016-06-23 21:10 | 風景画 | Comments(0)
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