オーゾンの丘から

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新しくみつけたオーゾンの丘から見たヴァントゥー山の姿をF15号のキャンバスに描いてみた。手前にオレンジ色に輝く農家がいくつか見えていて、色彩の対比にも面白い構図が組める。

大地はとにかく緑がひしめいている。ほとんどがブドウと小麦の畑だろうが、なんと豊かな自然だろうかといつもながら感慨にふけるありさまである。そしてそれに続くヴァントゥー山も柔らかい襞をみせながら大きく構えてくれている。

ああ、この大きさだと初めて気づいたのが今回の制作である。ていねいに観察し、細かく色を分析しながら対象に迫っていく.これが制作の基本だとは思うがここのところにひっかかりぱなしではいけないのである。

もっと違った制作がある。自分というものを掘り下げる制作である。ヴァントゥー山は私であると言える制作である、マダム・ボヴァリーは私である。といったフローベルと同じように。



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by papasanmazan | 2016-06-19 22:07 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2016-06-21 15:15 x
ヴァントゥー山が大きいですね~ 今までより偉大に感じます。何がそう見せるのか、今までとどこが違うのか分からないが、画伯の思いがそのまま画面に表れているのがよくわかります。絵で表現をするとはこう言う事なのだと勉強になりました。
Commented by papasanmazan at 2016-06-21 23:10
ono7919 さん、どうやらヴァントゥー山を描くことが出来るようになってきたようです。何事も時間がかかります。しかしある一つの絶対的な時を経るとすべてが分かってくるようなことを実感しました。禅でも悟後の修行が大切だと言います。絵画でもますます制作が必要なのでしょう。
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