ミルク差しの静物

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F3号のキャンバスに錫製のミルク差しと湯のみ、レモンの組み合わせで描いた静物画である。できるだけ存在感を強めたものが描きたかったので今回は装飾性をなくす意味でも布の模様などもなくすようにした。色数も表面に現れててくるものは限られている。

最近の言葉でいえばスッピンの静物とでもいおうか、見た目には飾りも華やかさもないものである。ただ描き始めから大変に気合が入った一枚である。表面的には何気ない静物画かもしれないが、づっと意味あいの連続していく制作で、勉強になった。

描写と説明は違う、というようなことをよく批評会などできくがこの小さな静物画の制作の間、絶えずこの二つの違いが頭をよぎり、最終的にはますます画面というものが理解できたような気がしている。


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by papasanmazan | 2016-04-26 00:06 | 静物画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2016-04-26 15:26 x
思わず”おお!”と声が出るほど存在感のある作品。シンプルなだけに 凛とした物の美しさとお互いの存在が心に訴えかけてくるようで、こう言う作品もいいですね。
Commented by papasanmazan at 2016-04-26 18:24
ono7919さん、この絵については満足しています。こういうものをいつも心がけるべきでしょう、真も美もともにもったもの、うわべだけでけではないもの、小手先だけではないもの、みな時間がかかるものだと思います。
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