カシィ風景

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昨年から始めた年に二回の地中海風景の制作、今年も四月の第一週目の八日間をシオタ、カシィで過してきた。昨年の経験で既に描く場所も見つけてあり、時間的にもじゅっくりと制作が出来た。但し天候はあまり思わしくなく、前半は雨こそ降らなかったが曇天、後半は強風が吹き荒れた。

いままでのカシィの風景は二枚ともカナイユ岬の絶壁からカシィの町と湾を見下ろした構図によるものだったが、今回は全く趣を変えたところから描いてみた。ずっとおとなしくて美しいカシィの遠望である。手前の教会のようにも見えるのはワイナリーの建物で、カシィの町に入る前に遠くからでもよく目につく建物である。

P12号のキャンバスである。イーゼルを立てている場所のすぐ後ろにも絶壁がせまっている。フランス語でいうシルクという半環状の絶壁である。制作の途中で話をしたお百姓さんが、あのシルクの真下から見下ろすともっときれいだ、この次はあそこから描いたらいい、と教えてくれたが、とても荷物を持って上がれるような勾配ではない。

木々の若葉が彩ってくれた景色であった。あちらこちらに目をめぐらせていくと、どの景色も絵にしたくなるような所ばかりで、目移りするとはまさしくこのようなことなんだろうと一人納得した次第である。



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by papasanmazan | 2016-04-10 18:49 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2016-04-11 20:14 x
起伏に富んだ広大な大地 手前のワイナリーが 画面の中でとてもいい味わいになっていいですね~
Commented by papasanmazan at 2016-04-14 13:23
ono7919さん、今回のカシィの風景がいわゆる風景画の典型的な構図になっていると思うのですが、こういったものでも非俗な感じを与えずに表現したいと心がけました。
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