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木立ちと城

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バルーの城は我が家から車で10分位の距離で、この辺りの景色はプロヴァンスをよく感じさせる、開けて、明るい性格があって私は好きである.城はこじんまりとしているが、形がしまって絵のモチーフによく適している。

この城に対面した小さな丘の上に礼拝堂があって、いつもは松林を通した視点から制作をしているのだが、昨年少し違った場所を見つけ出した。礼拝堂にいくまでの中腹の、ちょっと道からそれたところに、これがまた城だけではなく松や村を描くのにいろいろな表情をみせてくれる格好の空き地なのである。

少し違った視点でものを見るというのは絵の制作だけに限らず、あらゆることに大切なことなのだとあらためて気づかせてくれることがある。いつもポジティフな探究心を保っていたいものである。

今回はF15号の大きさであるが、もっと大きなキャンバスで、少し眺望の広がった作品も今年中には描いてみたいと思っている。この15号の絵は薄塗りのように見えるが、実は相当に描き込んでみたものである。なかなか全体の動きが出てこず要点のぼやけたままの制作が続いたのである。最後にどうにか画面をひっぱりあげた、というところで筆をおいた。


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by papasanmazan | 2016-02-11 19:28 | 風景画 | Comments(0)
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