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モデーヌの村

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サン・ピエール・ヴァッソルのすぐ隣にモデーヌという小さな村がある。本当に小さな村で,人口も500人未満、村の周囲の面積も5キロメートル平米位である。村の中心は壁で囲まれているが中に入ってみると田舎家が多いが、みんなきれいに整備された道にかわいらしく並んでいる。

南フランスの村や町にはどこにでも教会のクローシェ(金属製の鐘楼)があって,それがこの地方の一つの特色になっているが、このモデーヌのクローシェは特別に目立っている。先日ここの風景を描いていると,ちょうどその時にお葬式の鐘が鳴っていて、いつも時を知らせる鐘の音とはひと味違った雰囲気だった。

村の横を少しすぎてぶどう畑が続いている中から村全体を見晴らすとこじんまりとはしているが,なかなか構成的な画面の感じが予想でき、サムホール(22・7×15・8㎝)の,これも小さなキャンバスに描いてみた。



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by papasanmazan | 2015-06-23 19:12 | 小さな絵 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2015-06-25 11:40 x
懐かしい場所です。以前ここに連れて行ってもらって写生をしたのを思い出します。黄色に染まった秋でした。こじんまりまとまった村全体を描いたが、村の左端にある教会の辺りがどうなっているのかわからなく、いい加減に描いてきましたがこうなっていたのですね!説明的ではなく、的確な場所に的確な色が大胆におかれているだけで、こんなにもダイナミックで確かな画面になることを勉強させていただいています。
Commented by papasanmazan at 2015-06-26 15:36
ono7919さん、この村はあの当時とほとんど変わっていません。少し建て増された家があったり。外壁が塗り直されたりはしていますが,外観の構成はほぼ以前どうりです。水平に並んだ感じが強く,奥行きのつけにくい画面になりますがやはりこの鐘楼は魅力があります。
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