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松と赤い屋根

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昨年からずっと描こうと思っていた松の木があって、その側を通るたびに色々な構図が考えられて気持ちが制作にばかりはやってきて仕方がなかった。その考えられる構図の一つが松の緑と、廻りにある家々の赤い屋根の対比をとりいれたものである。F12号の油彩での作品がようやく出来上がった。

とにかく苦労した絵だった。制作としてはスムースに続いていたのだが途中でどうにも進みにくくなった。自分自身の中で制作に対する考えが少し変化したからなのだろうが、実のところをいえばこういう時には思い切ってキャンバスを新たに描き直した方がはやい時もある。かえってそのほうが新鮮でさわやかな描き上がりになることが多い、というのも経験で知っている。

しかしそればかりではいけない、なんとかネバリとおして、立て直すところは立て直し、出来るだけ作品を一貫したものに見せ上げていく力も必要なのである。これも経験で知ったことである。随分重い気持ちになることもあるが次第に到着点が見えてくると制作もまた軽やかでリズミカルになってくる、これも一つの作品のあり方なのだと一息ついたところである。



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by papasanmazan | 2015-05-26 15:14 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2015-05-28 13:56
画伯の作品の中でも、たびたび登場してくる松
は魅力あるモチーフの一つだ。今回の作品も松の緑と家々の屋根の赤が魅力的だ・・・が画伯ならこの作品には更なる先がありそうでそちらの方が楽しみだ。
Commented by papasanmazan at 2015-05-29 01:32
みみずくさん、ご指摘通りこの場所、このモチーフの松でもう少し大きな画面を考えています。縦型で教会が横に配置されるもの、横型で丘が右側にくるもの、共に20号くらいが予想されます。このF12号よりスムースな運びにもっていきたいのですが。
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