人気ブログランキング | 話題のタグを見る

モルモワロン遠望(完成)

モルモワロン遠望(完成)_c0236929_17361911.jpg


小さなサムホール(22,7×15,8)のキャンバスにいつもよりは少し離れた位置からモルモワロンの村を描いてみた。教会を中心とした風景だが、ここの教会の傾きがなかなかいいと思う。垂直から少し傾き加減で、その屋根の形と相まって一つの魅力になっている。集落もよくまとまっていて構成的な絵画にもなりそうである、

周りの緑の多いのも有り難い風景だが、その緑の所々に岩山が見えている。かつては石切場として使っていたのだろう,切り出された岩の後が荒々しく残っている。白い岩のモチーフとしてこの辺りの風景を昨年からほとんど毎日のように通って描いているのである。

小さな画面も以前ほどには苦ではなくなってきた。要するに神経を使うと言っても余りに神経質に、ただ細かく描き込むだけが能ではないことに気づいたのである。


にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村
by papasanmazan | 2014-08-15 17:33 | 小さな絵 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2014-08-22 20:54 x
おおまかに且つ細やかな神経のもと描かれている木々の緑と 村の赤い屋根の表情が生き生きとしていて晴れやかな気分になる作品です。
Commented by papasanmazan at 2014-08-23 08:32
ono7919 さん、小さなキャンバスの割にはよく突っ込んでいけたような気がします。制作もスムースな運びで、たまにはこんなことがあっていいのではないかと思います。しかしやはり大きな悩みも自己を完成させていく上では必要なのでしょう。
<< 丘の農家(完成) オーゾンの農家 P15号(完成) >>