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赤いパッサージュ(完成)

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昨年さかんに描き込んでいたこのP8号の赤い岩の重なりの絵であるが、途中でぱったり進まなくなったままアトリエに放置しておいたのを、ひょっとしたはずみで再加筆しはじめたところ、思いのほかはかどってとうとう完成までこぎつけられた。何故こんなに手間取るのかと自分でも考え直してみるのだが、やはり一つの発展だと思われる。

以前と比べると少し絵を描くのが上手くなったような気がしている。この年齢になってそんなことに一喜一憂しているのだから仕方がないのだろうが、やはりそういうところで世間一般とは少しばかりそぐわないのかもしれない。若い時は思い悩んだこともあるがこの頃は随分平気になってきた,その分絵に集中出来るようになったのかもしれない。

この絵もいろいろな批評,批判、非難もあるだろうが自分としては満足出来るところまで描き上げたと思う。



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by papasanmazan | 2014-03-26 01:11 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2014-03-27 14:42
「パッサージュ」とは以前お聞きしたとき 移行とか次の段階に行く過程とお聞きしたような気がしています。進むべき確かな道を摸索しながら日々描いておられる画伯故、この作品の中にも新たな道が開けてきたことを実感されるのでしょう。残念ながら鑑賞する方は一向に進歩しないものだから 作品を拝見しながら中心の松と赤い岩、奥の岩の美しさ力強さにひかれながらも、どうしても下の道が気になってしかたがない。見る側の成長が問題の今日この頃です。 
Commented by papasanmazan at 2014-03-27 19:52
ono7919さん、この場合のパッサージュは通り道という意味で使っています。下の道の部分ですが、以前はこういう細かいところにこだわって、道らしく、地面らしくと説明過多になっていましたが、この頃は出来るだけあっさりと片付けるようにしています。下手な時ほど妙に手を加えたようにしたがりますが、このようなところは肚をくくって、盲目になったような気持ちで知らぬ振りをしておくくらいでいいのではないでしょうか。
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