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白い岩とヴァントゥー山 F30(完成)

白い岩とヴァントゥー山 F30(完成)_c0236929_19453496.jpg


グラン、ブルターニュ(イギリス)もフランスのブルターニュも水浸しである。テレビのニュースでも毎日その被害が映し出されている。ここ南仏も雨の日が多い。そして四、五日出掛けたスペインも雨ばかりであったが、ほとんど美術館で過ごしてきたのでそれほど気にもならなかった。

プラドの美術館も相当な収集品である。ティチアーノ、ティントレット、リューベンス、ヂューラーなどの作品、それにスペイン絵画の巨匠達、名前をあげればきりがないが、結局観た作品はほとんど二点だけ、ベラスケスのラス、メニーナスと皇女マルガリータであった。

トレドの町までいったほかは三日間プラドで過ごした。とにかくベラスケスだけしか眼に入ってこないような状態であった、それから運のいいことにちょうどセザンヌの大個展もあり、これもゆっくり観ることが出来た。

そんなスペイン旅行であったが、その出発前にこのF30号の絵を、なんとか天気の合間を塗って完成させた。描き込んだことは描き込んだものである。



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by papasanmazan | 2014-02-17 19:42 | 風景画 | Comments(4)
Commented by みみずく at 2014-02-18 15:22
第一段階、第二段階の混沌とした色の散らばりが、みごとにつなぎ合わさり広い大地が出来上がった。真っ白な画面から何でも現れる絵とは面白いものだ(絵にもよりけりだが・・・)
Commented by nonno at 2014-02-18 15:44
先のF15の作品では、手前の岩を見ながら遠景の山との間の広さを感じていましたが、この作品ではまず中景に目が行き山の大きさとその裾野の広さを感じながら、目の端に白い岩があるのにきがつくみたいな・・・同じような場所でも描き方によって違うものですね~
Commented by papasanmazan at 2014-02-19 10:19
みみずくさん、真っ白な画面から何でも現れる絵とは面白いものだとのご意見ですが、ピカソは、画家にとって真っ白なキャンバスほど恐ろしいものはない、といっています。色々考えさせられるところに白色の可能性があるのかもしれません。
Commented by papasanmazan at 2014-02-19 10:21
nonno さん、この場所は、いいところがみつかったと思います。まだまだ発展出来そうで、自分でも楽しみにしています。
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