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白い花瓶と赤い布(第一段階)

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一ヶ月半以上にもなる日本滞在をおえて、ようやくフランスに戻ってきたのはよいのだが、いつもの時差ぼけと、二つの個展からくる疲れとが相まってなかなか仕事がはかどってくれずに弱っている。なんとか体を動かさねばと気持ちだけは前向きなのだが、いたしかたなしである。

それでもいつもの例で、個展の期間中に次の仕事の指針や、順序は頭の中でかなり出来上がっている。もっと押し進めていきたい画面や、改良の余地ありといった絵が目白押しにある。その中の一つ、白い花瓶を使った卓上の静物、これは今度の個展にも出品していたものだが、その緑が主になった模様のある布をこんどは赤が多くの面積を占める布に変えて、同じ大きさF10号のキャンバスに描き始めてみた。

個展の会場で自分の作品をじゅっくりと見直すことはいいことである。必ず何か自分を見直せる点が分かってくる。他人に作品を見てもらいながら、その上に自分で自分も見つめるわけである。この静物なども個展の会場にいるときから直ぐに改作を考えついていたものである。

ほぼ同じようなモチーフを取りあげながら画面としてもっと厚みのある、動きの強いものが必要だと感じていた。総合的にいえばもっと絵画としての存在、作品としての独立した存在、そういったものをこれからは求めなくてはならないのだろう、言葉としてももっと適切なものをつかまえなくてはいけないと思う。



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by papasanmazan | 2013-12-05 00:31 | 静物画 | Comments(0)
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