サント、ヴィクトワール山(完成)

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先日,南仏に越して以来10年で、やっと念願のキャランクを訪れることが出来た。いつも行こう、行こうと思っていながらなかなか機会がなくて,延び延びになっていた名勝地だった。いわゆる地中海の海岸線の、荒い岩礁と、自然の松とのコンポジション、それに地中海の限りなく透明に近い青色、そして浅瀬の海はエメラルド色に輝いている、そんな景観を海から見ようという企てである。家内と二人で二時間半の船旅に満足した。

そしてもう一つ、これは家内の念願だったセザンヌの描いた山、サント、ヴィクトワール山に、彼女一人で頂上まで登ってきたのも最近の我が家のニュースである。これも今までに何度か家内は中腹まで登っていたのだが、その度に色んな条件で頂上までは届いていなかった。それが10年にしてようやく夢がかなったのである。

サント、ヴィクトワールに家内が登っている間に私はいつも下で水彩を描くことにしている。いままでは余り時間が取れずに中途になるようなことが多かったが、今年は、それも考えて家からかなり早い時間に出掛けたので、私も念願のセザンヌの山を心ゆくまで描くことが出来た。

いつもは淡彩風なものが多いのだが、この頃は少し鉛筆での描写を増すようにしている。もっとハーフトーンの鉛筆をいかした水彩も可能だろうと思案中なのだが、水彩はこれからどんどんやってみたい。



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by papasanmazan | 2013-05-28 10:36 | 水彩画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2013-05-29 16:07 x
石灰岩の白い山が 画伯の手にかかると宝石のオパールのように輝きだすから不思議だ。その画面は生き物のようにゆらぎながら輝きを増し固定され これが目の前にある本当の山ですと言っているようだ。水彩の美しさが存分に発揮された素晴らしい作品だ。
Commented by papasanmazan at 2013-05-29 19:00
みみずくさん、セザンヌも描いたトロネからの風景ですが、少しシャトー、ノワールなどよりかは離れた位置になります。もっと場所探しをしたいのですが、今のところ時間がありません。本拠地のヴァントゥー山だけで手一杯です。
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