松樹間(第二段階)

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縦型のF15号に描いているこの絵なのだが、木々の高さについては今のところ保てていると思う。画面を観る視点が上下へと誘われているのでその高さについては問題はないのだろうが、気になるのは左右の動きである。つまり木々の間から成り立ってくる空間が眼の動きを引っ張ってこられるかどうかということになるだろう。それがうまくいってこそ松樹間という主題が生きてくるわけである。

こういった縦の動き、横の動きがうまくかみあってこないと画面はバラバラとしたものになり、同一平面上に同時空間をつくりだす、ということは不可能になってくる。画面の緊張感が亡くなり、作品というものには価しないものに堕してしまうのである。

絵画の作品の中での動きというものには公式はない。制作している画家本人の現在の凝視の中にしかないものだと思うのである。

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by papasanmazan | 2013-02-22 17:12 | 風景画 | Comments(0)
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