木立ちと畑(第一段階)

c0236929_204428.jpg


冬の寒さの中でも日射しだけは強い南仏である。外で描いていても、明るい風景を見ているとフッと季節が分からなくなるようなことがある。真夏ほどのことはなくても冬の野もかなりギラギラした照り返しもある。

そんな戸外で木立ちと畑を描き始めている。F6号の大きさである。いつもはわりあいにコントラストの強いモチーフを選ぶのだが、昨年あたりから柔らかい風景も心がけるようになってきた。つかめそうでつかめないようなもの、何かどこかにふんわりと暖かさを感じさせるような画面にも魅力を感じるのである。

以前からドビュッシーの音楽は好きだった。特にピアノのものがいいように思う。演奏でいうとギーゼキングが好きである。ああいった表現も絵に盛込んでみたい気持ちはある。この木立ちや畑に甘い香りの風が吹き込まないものだろうか。

[PR]
by papasanmazan | 2013-02-21 20:02 | 風景画 | Comments(2)
Commented by nonno at 2013-02-23 17:01 x
淡々とした音階の美しさの奥に聴く側の五感を呼び覚ます意外性に私もはまっています。やわらかな色調の中にも確かな画面のこの作品完成が楽しみです。
Commented by papasanmazan at 2013-02-23 21:52
nonnoさん、柔らかさの中にも何かはりつめたもの,形や色の連続性、そういった新しい発見があれば、また今までとは違った言葉がみつかってくるのかもしれません。
<< 松樹間(第二段階) ザクロとカップ(完成) >>