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ザクロとカップ(完成)

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F0号

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SM

F0号の小さな油彩、ザクロとカップが完成した。かなりの描き込みで、小さな画面のわりには厚みのある絵になったように思う。この前にやはり完成したリンゴとカップの静物と同じような趣きかもしれないが、並べて見ていると面白い。

カップは同じものを使っているのだが、テーブルに対しての置き方の傾きがそれぞれ右、左と違っている。同じような大きさでもやはりサムホールとF0号とでは違うのだし、モチーフの取り合わせによっても、その場、その場であらゆる可能性が出て来るから面白いところである。

どちらにしても静物画の場合、特に私は存在感が大切だと思っている。

by papasanmazan | 2013-02-18 19:55 | 小さな絵 | Comments(4)
Commented by みみずく at 2013-02-20 22:54
何気ない風景や果物・器が画伯の手にかかると、たちまち存在感を現わしてくる。色や形は不変の美を追求するための手段となり、色が形をつくり形が空間をつくりだしている。それはまるで城の石垣のように支え響きあっている。
Commented by papasanmazan at 2013-02-21 02:00
みみずくさん、昨年日本に一時帰国した時に、眼鏡を新しくしたのですが、そのせいでもないのでしょうが「もの」がよく見えてくるようになりました。芥川龍之介の末期の眼のような気持ちです。歳をとってくるのもあながち悪いことばかりではないようです。
Commented by みみずく at 2013-02-23 17:11
確かに年をとるのも悪くはない。生きた分だけものが見えてくる。だが身近にある落とし穴が見えなくなってくる。
Commented by papasanmazan at 2013-02-23 21:55
みみずくさん,裏と表、いいこと悪いこと,これは仕方のないことなんでしょうね。
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