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裸木と家(第一段階)

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冬になって、いままでつけていた葉っぱを落として枝ばかりになった裸木を描くのが好きである。一本、一本の木の姿がやはり人間と同じでみな違っている。どれも表情が豊かで魅力があり、これを描くのが冬の戸外での楽しみである。

そんな木の群れと、その間から見えている農家をF3号のキャンバスに描き始めてみた。農家のまわりには少しオリーブが植えられ、盛り土が垣間見られたりする。それらの物と物との組み合わせ、それに木々の小枝などが組み合わさって、全体としてははっきりとした明確な輪郭をたどりにくい風景である。

というよりもむしろその朧気な景色をねらってみたいのである。物を描くというのではなく空気をあらわしてみたいという気持ちである。ただ私としてはアイマイで、模糊としたような雰囲気に流れ去るようなものはいつも避けている。

誤解を恐れずにいえば、空気の面を自分の感覚の面に一致させて、その面と面とを色彩でつないでいってみたいのである。そこに何らかの柔らかいハーモニーが期待出来ないものであろうか。

by papasanmazan | 2013-02-06 00:17 | 風景画 | Comments(0)
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