人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大きな白樺

大きな白樺_c0236929_9112866.jpg

大きな白樺の木が立っている。手前にはブドウ畑がひろがリ、そのむこうには農家や丘が見えている。よく車で通っているところなのでこの白樺は気になっていた。今年はこの辺りで制作することが多い。もう冬は過ぎよう,春が来るという時期なので,この白樺は来年まわしにしようかとも思ったのだが何とも魅力がでてきた。

F15号(65.1×53.0㎝)のキャンバスに始めてみた。ちょうど長かった寒波も去ったところなので戸外でも落ち着いて制作出来るようになってきた。一度寒さが遠のいて晴れてくると冬でも南仏の日射しはかなりのものである。

空も青い,青い。そのなかでオレンジ色の葉っぱをつけた白樺が一段と大きく見えている。この白樺やプラタナスの幹は白色といってもそれほど単純で一様なものではない。こういう色をあつかう時には周りの色との比較をよくしないと失敗する。

たとえば水を描くときもそうである。水自体には色はなく,他の色の反映で水の存在が分かってくるのだからこれも周りとの比較が必要である。強いていえば色と色との関係をみきわめ、またその色というものの中には面積が含まれるのであるから,一枚の絵を描くのにも分析力と総合力の複雑な意識のからみあいが展開されるのである。

by papasanmazan | 2012-02-23 09:09 | 風景画 | Comments(2)
Commented by nonno at 2012-02-23 19:55 x
”しらかば~あおぞおら~みなみかぜ~”日本でならさしずめ「北国の春」ですがそちらではやはりバッハですか?冬から春に移りゆく微妙な色合いのなかにすっくと立つ白樺、どのように完成に向かっていくのかとても楽しみです。
Commented by papasanmazan at 2012-02-24 00:11
nonno さん、自分のめざすところまでたどりつけるのやら覚束ないのですが,出来るだけのことはしてみます。
<< 丘の風景(完成) マザンとヴァントゥー(第一段階) >>