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ケイトウ






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先日投稿したパステルのカンナに続いて、これもパステルで是非描きたいと思っていたケイトウである。昨年は花の数も少ない植木鉢のケイトウを描いて個展に出品した。今年はもっと自分の意図に沿ったものが描いてみたくて、花壇にいっぱい咲き並んだ花を選んで、横に目線を引っ張ろうとする構図にしてみた。

花の美しさを取り上げて、特に装飾的に表現していこうとする画面もあるだろうが、全体の流れを考慮しながらダイナミックな構図を作り上げていきたい画面も一つの魅力である。例えば光琳の燕子花の屏風絵などはその個々の花の美しさよりは全体の迫力に圧倒されるのである。あるいはパステルを使ったそういう大作も考えられるかもしれない。

やはり花という主題にもいろんな表現法があるだろう、ただ単純な美しさを求めていってもいいし。もっと大掛かりな取り合わせも一つの方法だろうと思う。ここで一つのヒントになるような俳句、
  鶏頭の十四、五本もありぬべし   正岡子規
この句は単純なのだろうか、複雑なのだろうか。

# by papasanmazan | 2022-10-04 17:37 | パステル | Comments(0)

夏の朝霧富士


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あまり夏らしくない天候が続いたので、6月の末から夏の終わり頃、9月の初めまで制作にかかっていた朝霧高原から見た富士山の油彩、F20号である。この他にも途中の段階で休止している朝霧富士がある。おそらくあと半年たってからの続行になることだろう。

今年の天候の悪さばかりではなく、この朝霧の地形は名のごとく霧の出やすい場所である。制作している途中でも急に霧に見舞われることもある。何も見えない時には中断するより仕方がない。みすみす現場で手ぶらで待っているときもある。

そういう条件も踏まえながらやっと仕上がった油彩、かなりの描き込みと、出来るだけ大きな仕上がりを求めていった。
富士の全容だけではなく、手前の森や畑も踏まえて画面全体の存在感が問題になる構図をとってみた

# by papasanmazan | 2022-09-19 08:00 | 風景画 | Comments(0)

背戸山からの富士


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晴れた日の少ない今年の富士山麓、山の全容が続けて見られることが余りないので油彩の制作が進まない。毎日の天気予報などを見ていて気を腐らせていることばかりであるが、そんな時は何とか合間を縫って水彩を描きに出かける。夏の朝は早くから出かけて、日の出とともに赤く姿を現す富士を描くのが楽しみである。

背後山に登っての一枚の水彩画である。ここにもしばしば出かけてくるが、画題の多いところである。特に長く広がる裾野を追いかけていくと、目線がどこまでも引っ張られて、構図を切るところが難しい。描くたびに面白さが違ってくる感じがする。

水彩の透明感で富士の実態の存在に迫っていくのはなかなか難しいが、表面的な美しさだけに終わりたくはないのが私の意図であり、それは富士だけに限らず、どのモチーフにもその姿勢であたっていきたいのである





# by papasanmazan | 2022-09-13 01:52 | 水彩画 | Comments(0)

カンナ


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パステルで描いてみたいと思っていたカンナの花をようやく見つけることが出来た。フランスにいた時から探し続けていたのだが、どうしたわけかなかなか見つからず、日本に戻ってからようやく花をみかけるようにはなったのだが。色の気に入ったものがなかったのである。黄色やオレンジの色の花は見かけるが、濃い赤のものに出会わなかった。

他にもかなりの数で制作したいと思いながらなかなか実現できずにいるものがある。昨年はようやくケイトウの花を描くことが出来たが、まだまだ葉鶏頭なども描いてみたい、ケイトウももっと数を多くしたものなどもやってみたいと思う。

カンナの花と葉とのバランスが難しい。赤を主体にしたいのは最初からのねらいであるが、それと対比していく緑の量と強さの加減が問題になるのである。これはこれからも考え方や表現のあり方で何枚かの作品が予想されていくところである。

# by papasanmazan | 2022-09-02 19:30 | パステル | Comments(2)

忍野富士(夏)


忍野富士(夏)_c0236929_12021181.jpg


今年の夏は梅雨が明けたと思っていたら、その後が逆戻りしたように雨ばかりの天候で、戸外での制作がままならない日が続いている。いつもの年なら土用のころに梅干しを干し上げるのだが、今年はようやく八月の少しの晴れ間に終わったくらいだった。富士山もなかなか姿を見せてくれないので、毎日景色を確かめてはため息をついている。

昨年から富士の夏の赤の表現を考えているのだが、少しの間でも山が見えている間は描こうと待ち構えている、特に時間のかかる油彩よりも、こういう時は水彩を多用するに限る。常時、何枚かの水彩紙を用意して、家から窓の外を眺めているのである。

いつもの忍野の夏の富士の水彩である。ほんの薄く鉛筆で形をあたってから、あとは水彩の透明感のあるタッチで形を強めていく。物の輪郭も水彩の線で少しづつ現れてくる。この忍野富士も朝の五時過ぎには家を出て,出来るだけ日の登るころの色を掴まえてみようとしている。

# by papasanmazan | 2022-08-29 06:31 | 水彩画 | Comments(0)