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富士と竹林

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富士の山が奥に見えて手前に竹林を配する構図をずっと考えていた。昨年描こうと思っていた場所はパステル画に向いていて、富士の山頂に雪が積もったらすぐにも始めるつもりでいたのだが、あいにく脳梗塞に引っかかってしまい、これからの仕事になってしまった。そうこうするうちに新しく富士と竹林がうまくかみ合う場所を別の所で見つけ出した。こちらは油彩向きだと直感している。たとえばパステルでかくことを想定すると竹林は風にそよいでいるような姿を、そして富士はその冠雪の美しさを出して二つの対比の表現を狙うところだろう。ところがこの第二の油彩画では全くそういう個々の表現は考えておらず、ずいぶん自分なりのイデーにかたよった制作に踏み切ろうと制作に取り掛かったものである。

F12号のキャンバスに表そうとするのは踊って、歌ったような竹林ではない、黄色や深い緑、ブルーなどに彩られた色面であり、見方によるととても竹林とは思えないようなものかもしれない。富士もその山肌だけに目が向けられて、一般に思う美しい姿ではない。単なる物の描写や説明を廃し、画面を色彩と携帯だけで突き詰めていきたいのである。

出来上がったものはまだまだ意に満たない物ではあるがこれも仕方がないことであろう。とにかく自分のイデーを遂行していくしかない





# by papasanmazan | 2025-12-14 17:51 | 風景画 | Comments(0)

柚野からの富士

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柚野からの富士はなかなか見晴らしもいいし、周りの景色は棚田風景も画題としても面白く、素朴さがまだ残っていて大変気に入っている場所である。家からも車で15以内で行けて、油彩などの制作にもありがたい。少しずつ農道などを歩き回っているうちにあちこちでお墓の石塔に出会う。今でもお花を供えて祖先を拝んでいるところもあれば、もう朽ちてしまって名前すら分からないものもある。そういったあまり目につかないような場所で、よく見れば画題になるようなところを見つけ出すことも多い。

そのような親しくなってきた柚野からの富士の風景をF15号に制作してみた。新しい家も多く建て込んできているが、森や林の塊や丘の緑などと共々に一つの視覚要素くらいに考えて制作を進めていく。富士の大きな山容と画面手前の人的な部分との対比が主な見どころであり、それぞれの描き分けも頭に入れながら全体としての統一感も図っていく。制作の途中、その日その日の気温によって富士にかかる積雪にの様子が変わってくるが、最近はそういった表面的なことは気にならなくなってきた。

かなり日にちをかけての制作もようやく終わったところである。これからの冬本番を迎えて今回も富士の制作をがんばるつもりである




# by papasanmazan | 2025-12-07 07:39 | 風景画 | Comments(0)

婦人像とカラスウリ

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先日投稿した婦人像と柿に続いて同じ太田さんからお借りした婦人像を使って今度はカラスウリとの組み合わせで水彩画を描いてみた。F6号の大きさである。前回の婦人像の油彩では背景にはっきりした模様の布を使っていたが、今回の水彩画では色彩だけを使って画面の柔らかさを出したいと思ったので、模様のないブルーと紫の布を背景に仮に置いてみた。


これも前回とは違って柿に変わるカラスウリもあまり描き込んでいくことは避け、オレンジを軽く着色するだけにとどめて、全体的に水彩の軽さと透明感、柔らかさと色彩の重なりによるハーモニーを重要視した作品である。


今後もどんどん水彩を描いていくつもりである。何故かそこに油彩画の発展の響きを感じているのである。





# by papasanmazan | 2025-11-28 17:23 | 水彩画 | Comments(0)

婦人像と柿


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同じ青木平に住んでいる太田さんから石膏の婦人像を貸してもらって静物画を一枚描いてみた。以前からこの像には惹かれていて、なんとか作品にできないものかと迷っていたのだが、思い切ってお頼みしたものである。太田さんもこの像で制作を目論んでいるそうである。早速アトリエでモチーフを組んでみた。ちょうど家にきれいな柿が届いていて、三つを取り上げ赤い線の入った白い布を敷いた上に置いてみる。婦人像はその背後に、そしていつも使う模様の布を背景にする。

少し小さめのF8号のキャンバスをイーゼルに据えて描き始めた。9月中風邪をひいていたり、個展があったりして落ち着いて制作するのは本当に久しぶりである。こんなに筆を持たないことも珍しいことである。ペースとしてはスムーズに筆が運べて気持ちの良い制作だった。画面としての強さもこれでいいと思われる。

もう少し大きなキャンバスに、構成的な考えで制作してみたいのだが、今回はこれで満足しておく。またの機会にもう一度太田さにお頼みしようかと思いながらお返ししたのである。ただし今回はもう一点水彩画も描き上げている。次回のブログはこれである。






# by papasanmazan | 2025-11-23 14:02 | 静物画 | Comments(2)

秋の富士


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秩父宮記念公園での今年の個展も無事におわり一息ついたところである。今年は脳梗塞に始まって、九月からほぼ一か月月半、風邪に悩ませられたりしてあまりいい年の巡りではない。家内も同じ運勢で、二人ともども調子が悪いままこの展覧会をむかえ、悲観的な予想をしていたのだが、まずまずの成果だったのでホットした。周りの季節も富士山の初冠雪など、深い紅葉の頃になってきている。少し落ち着いてきて、制作に戻るときである。


水彩紙を用意して柚野に久しぶりに出かけた。以前から気になっている場所にイーゼルを立てて、目の前の富士と少しずつ紅葉のまじりあった前景とを軽く鉛筆であたりながら画面におさめていく。使い慣れた筆で全体的に彩色していくのは気持ちがいい。とくに水彩画の場合は筆触を大切に考えている。色彩も単独で使う部分や重色、混色で進めていく場合も出てくる。そういった技術も自由に使いこなせると楽しいものである。


久しぶりの戸外での制作に満足した。やはり制作すること、これが一番である


# by papasanmazan | 2025-11-14 12:10 | 水彩画 | Comments(3)