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興徳寺からの富士

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静岡の富士宮に住んでいるが、近くに日蓮宗の総本山、大石寺が威容を構えている。その関係か、このあたりには日蓮宗のお寺があちこちにみられる。いつも制作に出かけている柚野にも沢山その関係のお寺が並んでいる。その中の一つ、興徳寺の境内から富士を眺めた風景を題材にしてみた油彩画である。F4号のキャンバスに描いてみた。


遠くに見える富士や中景の柚野の景色は今までにも何度か描いているが、境内にたくさん植えられている桜の木を取り入れるのは初めてである。ちょうど桜の木々も葉っぱばかりになっていて、幹や枝、それに枯れた色の葉を要素にして小さいながら雪を抱いた富士を表そうと思った。全体としては渋好みの色調になったのが、この時期としてはこれくらいでいいと思う。


このお寺の境内はとても広く、見晴らしもすばらしい。秋には曼殊沙華がいっぱいに咲いていて、これも見ものの一つである.また一画にはフジバカマがたくさん植えられていてアサギマダラが集まってきているのは圧巻である。バタフライ・ガーデンと名付けられた一画である。





# by papasanmazan | 2026-02-13 16:12 | 風景画 | Comments(2)

富士と竹林

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昨年12月日に投稿した富士と竹林(F12号)と同じ場所でもう一枚油彩を試してみた。今回のは小さな画面、F3号である。富士と竹林は以前から狙っている画題で,他にもパステルで描いてみたい場所を見つけている。F12号の前作ではもっと全体的に抽象がかった表現にすることを心掛けていたのだが、特に竹林の表現が中途半端なものになってしまい、全体としてなまぬるいもので終わった感じがずっとしていた。そこでもう一枚と思いなおしたのである。


今回はF3号と小さなキャンバスにしぼって、表現そのものを自分の中で確かめてみたかった。イーゼルを立てる位置も前回と同じであり、製作途中でも以前との進め方についてかなり注意を払ったものである。やはり経験をかさねていくのは大切で、ちいさなキャンバスといえども収穫の多い制作だったように思う。思った通り竹林が竹林だけに終わってしまわずに、富士との対比だけではなく同調しながら存在を示せたようである。


ちょっとした思い付きでもそれを実現していくのはなかなか難しいものである、何度も繰り返し挑戦していくのが大切なのであろう。





# by papasanmazan | 2026-01-22 12:13 | 小さな絵 | Comments(2)

南伊豆 あいあい岬

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南伊豆で新しく見つけた風景を何とか作品にしたいと意気込んではいたのだが、滞在中は悪天候で、ほとんど描くことが出来なかった一回目の制作旅行と違って、2025年の12月の10日間の滞在時には連続晴天が続き、爪木崎の柱状節理F20と、ずっと持ち越していた南伊豆 あいあい岬69×43㎝の特寸、この二点を仕上げることが出来た。南伊豆の南端にある石廊崎のすぐ近くにヒリゾ浜とこのあいあい岬があって、美しい海と島々の連なった景色で観光地の一つである。

なかなか海景を全体的にとらえる場所を選ぶがの難しかった。少し離れた丘の上にあいあいの鐘が立っているがその場所からでは風景が遠すぎる、ようやく車のパーキング近くの大変イーゼルを立てづらいところで辛抱を重ねて制作した。途中大嫌いな蛇が真横に居座っていたりで、今思い出しても気持ちが悪いくらいである。

やはり海景を描くのは難しい、美大生の頃博多の海を長い時間をかけて描いたことがあるが、ただブルーの色がおもく重なっていくだけだった、南フランスのシオタやカシィでも喜んで海景をとりいれたものだが、まだ本当の海は描けていないと思う。





# by papasanmazan | 2026-01-08 10:28 | 風景画 | Comments(3)

爪木崎の柱状節理

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南伊豆で何とか作品を作り上げたいと思いながら悪天候や体調不良でなかなか実現できなかった。これで三度目の計画になるが、今回は10泊の予定で作品二点をものにしたいと思って意気込んでいた。一枚は以前から少しずつ描き続けているあいあい岬の海、もう一点は前回から下見をして、ぜひこの場所をと思っている爪木崎の柱状節理を主題にしたものである。この柱状節理については以前からあちこちの場所で探していたもので、この爪木崎でようやく出会ったのである。


思い入れの強い柱状節理、F20号の油彩で早速に描き始めた。宿から下田を通って須崎の御用邸を横に見ながら爪木崎灯台の近くの駐車場でイーゼルとキャンバスを肩に担ぐ。少し重い椅子と他の荷物は家内が一緒に運んでくれる。とても一人では運びきれない年齢になってしまった。毎日これを繰り返して、二時間以上の制作を重ねて10日間の制作は完成されたのである。自分ながらよく描き込めたものだと思う。


海と岩、どの海岸でも似たり寄ったりの風景かもしれないが、こういった柱状節理が全面に出てくるような強い骨格のあるものをもっとつきつめていきたい。






# by papasanmazan | 2025-12-23 16:27 | 風景画 | Comments(0)

富士と竹林

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富士の山が奥に見えて手前に竹林を配する構図をずっと考えていた。昨年描こうと思っていた場所はパステル画に向いていて、富士の山頂に雪が積もったらすぐにも始めるつもりでいたのだが、あいにく脳梗塞に引っかかってしまい、これからの仕事になってしまった。そうこうするうちに新しく富士と竹林がうまくかみ合う場所を別の所で見つけ出した。こちらは油彩向きだと直感している。たとえばパステルでかくことを想定すると竹林は風にそよいでいるような姿を、そして富士はその冠雪の美しさを出して二つの対比の表現を狙うところだろう。ところがこの第二の油彩画では全くそういう個々の表現は考えておらず、ずいぶん自分なりのイデーにかたよった制作に踏み切ろうと制作に取り掛かったものである。

F12号のキャンバスに表そうとするのは踊って、歌ったような竹林ではない、黄色や深い緑、ブルーなどに彩られた色面であり、見方によるととても竹林とは思えないようなものかもしれない。富士もその山肌だけに目が向けられて、一般に思う美しい姿ではない。単なる物の描写や説明を廃し、画面を色彩と携帯だけで突き詰めていきたいのである。

出来上がったものはまだまだ意に満たない物ではあるがこれも仕方がないことであろう。とにかく自分のイデーを遂行していくしかない





# by papasanmazan | 2025-12-14 17:51 | 風景画 | Comments(0)