一か月程前にこのブログに投稿した冬の富士(青木平から)に続いてもう一枚油彩を描いてみた。イーゼルを立てたのも同じ道沿いの200メートルほど右寄りのところで、富士山を主にして大きく展開する街並みを見渡せる場所である。
前の作品がF15号、この(2)のほうがP20号と少し大きく、横長の形のキャンバスを選んでいる。左から右へと流れる全体の動きを強めてみたく、横長のPサイズで描いてみた。自分の意図を対象物と見合わせながらキャンバスの大きさなどを選んでいく。 ここは見晴らしもよく、散歩を多くの人がする場所になっている。邪魔にならないように道端に寄って描いているが時々は絵を眺めていく人もある。ご近所の方は描いている私の姿を富士を背景に写真に収めて家まで届けてくださったりもした。そっとスター気分になったりする。山梨の忍野でも、フランスのプロヴァンスでもそんなことがあったり、あまり戸外で写生している人もいないので余程珍しいものに見えるのかもしれない。 #
by papasanmazan
| 2024-02-12 01:41
| 風景画
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浴女像をずっとアトリエで眺めているのだが色々と制作の計画が立ってきて、考えているだけでもワクワクしてくる。この像自体が自分に合っている気がして、油彩を始めたくて仕方がないのだがまだその時期ではなさそうである。
春を待って、狭いながらも庭の状態が落ち着いてからの順序を経て、それからこの像の配置が決まってきそうなのである.それくらいこの制作に入れ込んでいる現在である。 そもそも人物画を描くのが好きで、特に肖像画を描いてみたいと常々思っているのだが、さてモデルになってくれる人もなく、またモデルになって長い時間を耐えてもらうことの気遣いなどでどうにも実現できない仕事である。一番簡単なのは自画像に落ち着くのだろうが、もう少し戸外での風景や室内での静物に取り組んだ後の楽しみにしておこうと思っている。今はこの像の水彩画などで気持ちを抑えている。M12号の大きさの水彩である。 #
by papasanmazan
| 2024-02-08 18:12
| 水彩画
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昨年の12月に杉小立(3)を投稿してその後、もっと冬のさなかに(4)を描こうと計画していた。(1)からずっと春夏秋冬と季節の折々を盛り込んできたようなことになる。杉木立そのものの姿は変わりはないが背景の山や木々の色どりを変えてそれが画面にどのように変化を加えるのかもみたかった。 (1)から(3)まではキャンバスもPやMの横長の形を使っていたが今回はFサイズでゆったりとしたものを選んでみた。油彩の場合ほとんどがFサイズで描くのだが、モチーフや対象物によってP,Mも使うことになる。今回の(4)は画面の向かって左の空間をあまりとらずに杉の木立のつながりだけを収めながら、上部のい背景の面積を多くとってその色彩を強めていこうと狙っていた。それでFを選び大きさは15号である。 制作の時間は今までのキャンバスの中では一番小さい割には非常に長くかかった。途中少し手を焼いたようなことにもなったが描かれたものには密度が加わったように思われる。やはり制作の回数をこなすことによってその内容も重みが加わってくるのかもしれない。何事も勉強である。 杉小立(1) #
by papasanmazan
| 2024-02-04 14:38
| 風景画
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今度は浴女像を水彩で描いてみた。この像はなぜか気にいってしまって、何とか自分の制作のモチーフにという思いが強い。今までも何度か持っている彫刻を室内の静物に組み込んだり、南仏マザンの庭の中に置いて周りの花などとの構成にしたり、いろいろと制作してきたのだが今回のこの浴女像は特に惹きつけられるのである。 春を待って庭が整ってきてからゆっくり油彩に取り掛かろうと思うのだが、やはり目の前にあると描きたくなってくる。水彩紙を用意して一枚描き始めてみた。像をとらえる角度も今度は少し右側からにしてみた。色もほしいので大きな薄い緑色のカーテン地の布を後ろに垂らしてみている。すこしでも動きの助けになればそれで結構である。 二次元の絵画とは違って三次元の彫刻は視点がいくらでも変えられて、それだけでも楽しいものである。フローレンスで観たミケランジェロのダヴィデ像はこれまでに見た彫刻の中でも最高の立体の一つである。反対に日本の肖像画の源頼朝の像などは全くの二次元、平面として完璧だと思う。 #
by papasanmazan
| 2024-01-30 08:32
| 水彩画
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浴女像の彫刻が手に入った。実は手持ちのいくつかの彫刻を庭に置いてみようと思っていて、現在マリア像やキリストの像、家内の創った小さな彫刻の習作などを配置しているのだが、他にもいくつか探していた。
この浴女の像も上手く見つかったのだが、残念なことに材質が石膏なので戸外に置くのが難しいようで、今はアトリエで眺めながらこの像をどうモチーフとして扱おうかと考えているところである。 小さいながらも我が家の庭をチュイルリー公園の思い出を夢見て飾ってみたいというのがささやかな楽しみである。そんないきさつの像だがどうやらこれは制作に大きくかかわってくるかもしれない。まずは鉛筆でデッサンしてみた。 #
by papasanmazan
| 2024-01-27 01:19
| 小さな絵
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