<   2017年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ポプラの道からヴァントゥーへ




猛暑が少しおさまったので戸外での制作を再開する。現在の自分には水彩をたくさん描くことが必要だと常々思っているので、いつものヴァントゥー山を手始めにしてみた。以前よく油彩で描いていた場所で、手前のポプラの並木道をたどっていけば奥のヴァントゥー山に視線がおのずとひきつけられていく構図である。


ブドウの収穫がたけなわの畑が左右に広がって、これも雄大で美しい。ポプラは大きく曲線を描いて空に向かっている。これが油彩だと相当に色彩の高まった作品になるところだろうが、透明水彩だと紙の地質の白色を利用するので淡い色彩の表現になる。


透明感が一番の命かもしれないが、そこにもやはり造形感を打ち立てていきたいと思っている。


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by papasanmazan | 2017-08-28 22:35 | 水彩画 | Comments(2)

ぶどうと天使

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我が家の庭にぶどうの木が一本あって、大きな樽に植わっいて二階のヴェランダにまでとどいている。随分大きくなったもので、毎年小粒だがたくさんのぶどうが食べれるようになっている。濃い色の実はかなり甘くて食後に食べたり、庭の水撒きをしている合間にちょっとつまんだりする。

その樽に石の天使の像も飾りにおいてある。随分前にガーディニング用のものを買ったのだが、ちょっと古びてきて味わいが出てきた。ぶどうが実ってきた時にこの天使との取り合わせが面白くて水彩やパステルにしたことがある。

今回はそれを油彩にしてみた。F8号の縦型である。天使の像がぶどうに隠れすぎてよく見えなかったものを、もう一度ヴェランダにぶどうのつるを引っ張り上げたりして描いてみた。あまりぶどうの葉っぱの緑にとらわれすぎて途中で天使の像が少し弱くなった。もう一度その像に集中してみてようやく完成した。ぶどうの実の濃い紫にはあまりこだわらないほうがいいようである。



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by papasanmazan | 2017-08-23 11:28 | 静物画 | Comments(0)

オリーブのある眺望

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南仏のいたるところにオリーブが見られる、畑になっているのもあれば自然にとけ込んでいるものもある。農家や民家の庭にも植えられている。強い日差しに反射した葉っぱの銀色めいた輝きが青空の中でひときわ美しく感じられる。


そのようなオリーブの向こうには麦やブドウの畑が大きく広がってエメラルドグリーンのカーペットを敷き詰めたようで、ところどころに見える大地のオレンジ色との対照が鮮やかである。


プロヴァンスならどこにでもこんな風景がみられるのだが、あたりまえのようでいてなかなか絵にするのが難しい。この地方の特色を出すというのにはオリーブを抜きにしては考えられないが、そのオリーブを描ききるのが難しい。形も色も難しい。

8号のキャンバスにまた挑戦してみた、場所はバルーの城の真下の平野で、遠くにはアルピーユの山まで見渡せる。オリーブの大きな木と岩が手前にあって、それがまず目に飛び込んできた。強い骨組みとその奥の平野との組み合わせが制作意欲をそそっつた作品である。



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by papasanmazan | 2017-08-20 17:50 | 風景画 | Comments(0)

モルモワロンの建物

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今年は特にモルモワロンの風景をたくさん描いててきたが、かなり村から南に離れたところからの遠望が多かった。今回は村の中での制作で、小高いところにある教会と古い村の建物をクローズアップした面白い構成の油彩である。

大きさはP6号のキャンバス、午後の暑い日ざしの中での制作であった。とにかく今年の南仏は猛暑、40℃以上が連続五日間というのは生まれて初めての経験で、その後一雨あってホッとしたら急に25℃位になってどうにも体がついていけなかった。今はまた連日34℃くらいだが、40℃に比べるとそれほどという気持ちにもなる。

教会の姿もいいが、村の端に突き出した建物のひと群れが特に目をひく。おそらくかつての城跡を部分的に利用したものだろうが、なかなかに風情がある。それでいて骨格もしっかりして造形的である。現代の薄っぺらい建築物とはかけ離れた存在感で、いったい誰が住んでいるのだろうかなどと思ったりもする。


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by papasanmazan | 2017-08-17 14:47 | 風景画 | Comments(2)

メロンとアイユ(ニンニク)






先日水彩で描いたメロンとアイユ(ニンニク)のモチーフをそのままにして、背景の布だけを黒と灰色の縦じまのものに変えて今度は油彩で描いてみた。この布は日本にいたときから愛用しているものだが、黒色のようだがよく見ると濃い紫や、グレーにも少しずつ変化があってなかなか複雑なトーンをしていて面白い。モチ―フの取り合わせでは落ち着いた味を出せる布である。

3号のキャンバスに描いてみた。メロンの緑色の縞模様と布の模様とがあまりうるさくならないようにかなりおさえ気味にしてみた。黄色のプルーンもほとんど描かないようにしている。F3号の大きさにしてはモチーフを多く取り入れているので、個々のものの描写にも選択が必要だと思ったからである。


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by papasanmazan | 2017-08-11 18:02 | 静物画 | Comments(0)

キャロンの村

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いつも車で通り過ぎるキャロンの村、このあたりでは大きな村でイチヂクの産地として有名である。村全体としては細長く広がった集落で、オレンジ色がかった建物が面白く入り組んでいる。街道沿いの松並木も美しい。


いずれは建物の構造や組み合わせを主題にしたようなものも描いてみたいと思っているが、今まで描いたものも今回のものも街道沿いに横に広がった村の遠望である。個々の建物よりも全体の流れを大切に考えてみた。


選んだキャンバスは4号だが短辺と長辺が12の特殊なサイズである。時々はこうした変形キャンバスも使ってみたくなる。村の建物と手前に広がる緑色を主とした畑との対比をうまく出してみたかった。建物の細部は最小限に描いて、流れを表すほうに気をつけてみた。



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by papasanmazan | 2017-08-07 23:54 | 風景画 | Comments(2)

グラスと果物

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とうとう40℃超えが四日続きになった。出来るだけ日中は外に出ないようにし、家の窓はほとんどヴォレー(よろい戸)を閉めまくって外光をシャットアウト、窓も閉めて熱波の入らないようにしながらの生活である。


日傘を立てながら戸外での風景画を続けてきたが、このごろは午前中のほんのわずかな時間を中庭で、もちろん大きなパラソルの下で天使とぶどうの油彩を描いているだけで、あとはもっぱらアトリエで水彩を描いている。


いつものようにワイングラスと果物の取り合わせ、赤い線の入った布をテーブルにかけている。黄色いプラムは我が家の庭で取れたもので、残りのものはすでにジャムになっている。


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by papasanmazan | 2017-08-03 23:51 | 水彩画 | Comments(2)

メロンとアイユ(ニンニク)

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猛暑でまいっている。二日続きで40℃を超えた。私たちの住むマザンの隣の大きな町であるカルパントラは暑いので有名であるが、全国の天気予報の番組では最高気温のところでカルパントラの名前を聞くとうんざりしてくるこの頃である。


水不足も深刻になってきて、ひと雨きてほしいところだが、中部フランスは雷交じりの雨になっているのに南仏だけは太陽ばかりである。戸外での制作も今のところ一休みの状態で、室内で静物の制作に切り替えている。


課題だと思っていた水彩に取り掛かっているが、台所に置いている野菜や果物を集めて描いてみた。以前から描いてみようと考えていたアイユ(ニンニク)をメロンとあわせてみた。油彩と違ってあまり細かな描写は避けて全体の効果を見極めるようにすすめてみた。



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by papasanmazan | 2017-08-02 18:03 | 水彩画 | Comments(0)