<   2012年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧

ポプラのある風景(完成)

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F4号の大きさの風景画ではあるが、画面としては充実して出来上がったと思う。絵を構成する道具立てもとりたてて眼をひくものもないし、とくに原色の対比や形の美しさもないものばかりの構成ではあるが、小さいながら厚みのある画面になったと思う。

絵を単純化し、平面化するという現代の絵画の傾向は、ともすると薄っぺらな表現を是認することにもなっている。しかし中味のしっかりした、構成もふまえた上での単純化というものをもっと目指さなければ決していい絵とはいえないように思っている。

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by papasanmazan | 2012-07-31 20:53 | 風景画 | Comments(1)

ポプラからヴァントゥーへ(完成)

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画面中央のポプラが微妙に動きを見せて、向かって左から右に回転しながら裏へと視線をひっぱっていきたかった。真ん中でそのような動きが独立しても具合が悪かろうと、後はその動きにあわせて色や形を決めていった。

もう少し前の段階で完成させたいところだったが、なかなか納得がいかず、つい描きすぎたきらいもあるが、これは自分の意図によく追随した作品になったと思う。こういうものの積み重ねは大切なのではないだろうか。

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by papasanmazan | 2012-07-30 18:24 | 風景画 | Comments(4)

ベゴニヤ

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今年の我が家の夏の庭やヴェランダは赤、白、ピンクのベゴニヤでにぎわっている。一つ、一つは小さな花だが量だ重なるとなかなかの見ものになる。ことに花の中に囲まれた間から緑の葉っぱの色が上手い構成をみせてくれたりする。ごく小さなパステル紙に描いてみた。
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by papasanmazan | 2012-07-16 20:38 | パステル | Comments(0)

ヒマワリ畑(完成)

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若い頃と違って最近では制作をするのにもインターヴァルというか、「間」をとれるようになってきた。あまり描き急ぎをする事もなく,少しくらい調子が悪くても自分なりに時間をとりながら画面となかよくつきあっていくようなもので、ときにはごきげんとりもするような具合である。以前はともすると制作にのめり込んで、我をも忘れて、知らぬ間に絵が地獄に陥ってしまっているというような状態にたびたびなっていた。


やはりそこは年の功とでもいうのか、いつのまにか肩の力は抜けてきている。しかしこのF20号、ヒマワリ畑だけに限っては,珍しく一気呵成に描き込んで出来上がってきた。何か夢中にさせるものがモチーフにもあったのだろうが,先ほど言った「間」を取るようなことは全くなく,次から次へと眼も動けば手も動き,休むことなくヴァルールが上がっていったように思う。

もっと違った方法もあったのかもしれないし、もう少し整理された表現になっていたかもしれないが,こういう制作もあっていいのではないか、なにか若い時の事を思い出すようなものがあって,それはそれで何かの道筋を示すものではないか,と思っている。一応の完成作品である。

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by papasanmazan | 2012-07-15 22:00 | 風景画 | Comments(2)

ポプラのある風景(第二段階)

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背の高いポプラを垂直の構成の中心に考え、そのあいだ、あいだに麦畑やブドウ畑、また人家などを水平の要素に組み合わせながら調和をはかっていくこの構図の風景には、いつも夏になると魅力を感じ、ついまた新たに描き始めるのである。

恐らくこの魅力とは深さだろうと思う。だんだん、だんだんと奥に引き込まれていくような気がしてならない風景である。ある意味では東洋や日本の芸術とは対極にあると思われる深さ,それを求めていくのが本来の西洋の考えと体質であった。バッハのフーガは天にまで登りつめ、レンブラントの自画像にはやがて己の姿さえ消え去りいくような趣きがある。すべて深さのなせる技ではないだろうか。

南仏の強烈な光に照らし出された風景には陰影に富んだような画趣よりも,色彩の対比による表現が適しているのだろうが、それでもその中には深さを感じてならないのである。

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by papasanmazan | 2012-07-09 22:09 | 風景画 | Comments(0)

マザンの村(第二段階)

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ブドウ畑の葉っぱの緑も深くなり、つけている実の房もだいぶ大きくなってきた。いつのまにか七月になり,グランド、ヴァカンスを大勢の人が楽しんでいる。太陽が照りつけ,南仏名物のセミの声が朝早くから夜遅くまで鳴りひびいている。

そんな日中でも制作は続けなければならない。なんとかかんとか工夫して,この頃の夏はパラソルをイーゼルに取り付けれるようにしたので,以前よりは暑さや日焼けを防げるようになってきた。その分制作にも集中出来てありがたい。

個々の色にあまりとらえられてはいけない、全体を光の中で処理していく、そういう風に考えながら制作を進めている。すでに六、七割がたは出来上がってきたろうか、筆のさばきは快適である。

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by papasanmazan | 2012-07-09 04:22 | 風景画 | Comments(0)