秋色のこぎり山






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日本での個展がおわってフランスに戻ってみると、まだ秋の景色である。例年よりもかなり早い時期に見る晩秋の色彩はなにか悲しみを感じさせるような美しさである。


こころなき身にも哀れは知られけり、鴫立つ沢の秋の夕暮れ   西行


以前からこのような秋の、とくに晩秋の色を強調した絵を描いてみたいと思っていた、はからずも家に帰ってすぐに目にした風景がまさしく思わくどうりなのでさっそくF4号の小さなキャンバスに制作してみた。


かなり省略ができるようになっていると思われる作品になった。

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by papasanmazan | 2017-12-17 20:02 | 風景画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-12-28 20:02 x
晩秋の輝きとでも言うのでしょうか 綺麗ですね!重厚で大胆なタッチの中に繊細な色の美しさがとても魅力的です。
Commented by papasanmazan at 2017-12-29 22:31
カワセミさん、秋の深い色は写真などでは雰囲気の出やすいもので、いいモチーフになるのですが、絵画、特に油彩の作品にすると以外に安っぽいものになりがちです。表面的な美しさばかりが目について、造形感にまで至らないものになりがちです。そういえば造形芸術という言葉自体がもう死語になりかかかっているのかもしれません。
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