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ベドワン街道の松


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そろそろ日本での個展の時期に近づき、一時帰国するための用意のためになんとなくあわただしいが、制作のほうはそれとは関係なく続けている。いつものことだが個展の出品作に追われるということは皆無である。



久しぶりにベドワンの街道沿いの松をF12号に描いてみた。ここの道沿いの松は背が高くて、姿も美しくそろっていたのでマザンに引っ越してきて以来すぐに描き始めたのだが,久しぶりに行ってみると随分悪くなっている。車の通行量も多くなっているのだろうし、樹齢もかなり経ってきているせいかもしれないがかなりの数の松が抜き去られている。



これはいけないと思って予定外ではあるが、まだ美しさのあるうちに作品にしておこうと思い立った。おそらくこの12号の作品だけではなく、日本での個展が終わってマザンに戻った後で何点かは続けようと思っている。そのためにも現在場所探しにおわれている次第である。




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by papasanmazan | 2017-10-12 23:47 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2017-10-13 14:20 x
素晴らしい作品だ。 画面に一点の曇りもなく心が澄んでいくいくような気分になる。現実のこの場所を見ても、多くの人は感動しなだろう、しかしこの作品に心惹かれる人は多いはずだ。
昨日 京都博物館へ国宝展を見に行き、雪舟の「山水長巻」を見た時、似たような気持になった。
Commented by papasanmazan at 2017-10-16 06:13
みみずくさん、雪舟の山水長巻などという国宝級の名前が出るとちょっと萎縮しますが、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ヴェラスケスなどの西洋の名前に伍して、日本の雪舟、源氏絵巻などは実物を見た中で最も印象の強い、本当の意味で感動させられた芸術です。なかでも雪舟のものは一番私には身近に感じさせられました。
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