ポプラの道



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先日水彩で描いたポプラの道からヴァントゥーへとほぼ同じ場所、左へ20メートル程イーゼルの位置を移して同じく水彩で描いてみたポプラとヴァントゥー山の作品である。先日のものよりもう少し切り詰めたような感じになっている。紙の大きさも374×254から230×158とかなり小さくしてみた。

図柄は同じようなものだがポプラの姿を変えてみたかった。先日の大きいものには曲線的な丸みと動きを与えて、視線を自然に奥の山のほうへ引っ張っていきたかったのだが、今回の小さな画面ではポプラの垂直性をねらってみたかった。ポプラの垂直性による高さと山や畑などの水平性が織り成して一つの表現になれば、と思った作品である。

このようにして少し視点を変えてみただけで意図の違ったものが出来上がってくる、これが当たり前のことなのだろうが、フッと不思議な気のすることもある、絵画を考えるときだけではなく実人生のなかでもちょっとした経験の違いとか、人とのめぐり合いとかが変わったことで大いに意義の違いもでてきたりするのかもしれない。


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by papasanmazan | 2017-09-10 09:17 | 水彩画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-09-12 10:12 x
本当に視点が少し変わると画面の空気もガラッと変わりますね。広々した景色の中で何を表現したいか、自分のはっきりした意識がないと、中途半端な絵になってしまうことがよくあり勉強になります。ちなみに今の私は先の絵の気分かな?
Commented by papasanmazan at 2017-09-13 21:25
カワセミさん、一つの風景なり、静物などに取り組んでいるときでももう少しこうもしてみたい、ああもしてみたい、と造形的欲求は絶えず起こってきます。水彩はそういった意味で便利なものですし、鉛筆一本でも表現は出来るものです。何も油彩だけが本格的な制作というわけでもなく、絶えず表現そのものに踏み込んでいきたいものです。
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