マザンの教会




昨年の7月14日、日本でいえばパリ祭、フランスではキャトルズ・ジュイエの祝日の夜、ニースの海岸沿いでお祭りの花火を見終わった群衆に大型トラックが突っ込むという悲惨なテロがおこった。フランスだけではなくイギリス、スペインなどとにかくテロばかりである。

その対策で今も特別令が実施されている。今年の夏のマザンのお祭りでも町の中心部は両方の入り口が遮断機を下ろされ、おまけにその外側にはトラックを横づけにして外からの侵入にそなえていた。どこの自治体も厳重な警戒態勢である。

そんな日にマザンの中心を通って制作に向かおうとしたら大いに回り道をさせられたのである。暑い日中不平たらたらだったが悪いことばかりではない、新しいマザンの教会の眺望に出会ったのである。いつもはほとんど通らない道なので気づかずにいた角度で、少し新しい家も構図に組み込んでいける。小さな作品向きではあるが落ち着いたきれいな場所である。F4号の油彩にしてみた。


[PR]
by papasanmazan | 2017-09-09 16:48 | 風景画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-09-12 10:34 x
世の中が不穏な空気に包まれ息苦しくなってきました。
さすが~転んでもただは起きない精神。住みにくい世の中にあっても、人の思惑とはかかわりなく存在する自然の輝き、不易をしっかり見据えた、澄みきった新鮮な作品ですね。
Commented by papasanmazan at 2017-09-13 21:20
カワセミさん、久しぶりに聞く不易の言葉ですが、たしかに芸術の本質は何かという問題はいつまでも付きまとうものだと思います。しかしそういう問題を考えながらも絶えず自分の感覚を磨いて、新鮮なものにめぐり合っていくのも現実なのでしょう。
<< ポプラの道 ポプラの道からヴァントゥーへ >>