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メロンと果物

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今年の南フランスは六月末から猛暑が続き、先日少し落ち着いたかと思ったらまた毎日35℃位になっている。予報によるとまだまだこの暑さが続くようで、戸外での制作がなかなか思うようにならないこの頃である。この暑さに加えて南仏のあちこちで大規模な山火事がおこり、たいせつな森林が無残な姿になっているのを連日テレビのニュースで報道されていた。暑さと強風で手のつけられないような山火事だった。


昨年の九月にサン・トロッペで美しい笠松の林を描いたのだが、あの辺りも被害があったようである。これらの火事は付け火の疑いだそうで、要するに人災である。ハイカーのタバコの投げ捨てによるものといい、なんとも情けない話である。


暑さは暑さとしてそのおかげで名物のメロンが豊作で大変においしく、値段もばか安である。いままでは食べるばかりだったこのメロンを静物画のモチーフに使ってみた。F6号のキャンバスに梨と桃、これも初めての日本プラムという名前の真っ赤な果物、それに籠を加えたもので構成した静物画である。ただ制作している間メロンのにおいがアトリエに充満して、これには少しマイッタのである。



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by papasanmazan | 2017-07-31 10:24 | 静物画 | Comments(2)
Commented by カワセミ at 2017-08-03 22:20 x
南仏も暑そうですね~ こちらも一日中サウナに入っているような暑さがつづき疲れます。
でも、この静物は涼やかでみずみずしくて、拝見していると元気が出てきます。
Commented by papasanmazan at 2017-08-04 00:02
カワセミさん、風景ばかり描いたあとで静物画にもどってみると、やはり構成の面白さが出せて、何かのびのびとした感じにいつもなります。根本的には風景画、人物画、静物画どれも同じことなのでしょうが、まだまだ真の自由さには達していないようです。
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