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残された小屋

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新しく見つかった制作場所にポツンと屋根や壁の崩れ落ちたキャバンヌ、小屋が残っている。あちこちの野や畑でよく見かける風景である。以前このブログでも書いたことだが、こういう崩れた小屋ばかりを追っている写真家に会ったこともある。

確かにこの写真家同様、このような小屋には何か感情に訴えるものがあるようだ。いつもはこういう小屋を見ていると、郷愁というのか、過ぎ去ったものへの思いのような、ある寂しさを感じたりするのだが、、今目の前にある新しい制作現場でみつけた小屋には大変アンチームな親しみのある暖かさを感じた。

これもさっそく油彩にしてみた。F10号のキャンバスである。この主題になる小屋と、その背景の丘の広がりや家々が総体として大変に美しい風景をなしている。沢山の緑もそれぞれに役割を果たしてくれる。


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by papasanmazan | 2017-06-13 14:58 | 風景画 | Comments(2)
Commented by みみずく at 2017-06-23 20:57 x
その域に到達してこそ見えてくるものがある。画伯の周りの景色もその時を辛抱強く待っているのだろう。古びた小屋も画面の中で誇らしげだ。
Commented by papasanmazan at 2017-06-25 03:43
みみずく さん、こんな古ぼけた小屋でも見ようによってはヴェルサイユ宮殿に匹敵するかもしれないような秘めたものがあるかもしれません。山路きて なにやらゆかし すみれ草 どこにでも咲いているすみれ草もこう詠まれると
フォルムが与えられてきます。
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