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白い花瓶と赤い布(第二段階)

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かなり描き込んできて、物と物との関係、角度,配置などがそのたびに少しずつ修正が加えられている。特に気をつけているのは赤の占める面積である。赤は赤として主張させていいのだが、それだけが目立つようでは困りものである。画面全体のハーモニーとして考えなければいけない。そういった進行のなかであるいは赤色を弱めたり、他の色を強めたりする場合もでてくる。

ただし一つの絵画としての性格ははっきりとしたものでありたい。さりげない赤とは見せながらも、やはり赤の調子としての画面を創っていきたいのである。



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by papasanmazan | 2013-12-23 21:02 | 静物画 | Comments(2)
Commented by nonno at 2014-01-01 22:11 x
赤い色がとっても清潔に見えるはどうしてかしら?やはり白やブルーとのバランスですか? 鮮やかな赤がところどころにあるだけなのに赤が本当にきれい。この先どのように進んでいくのか楽しみです。
Commented by papasanmazan at 2014-01-01 23:45
nonnoさん、特に赤色だけではないと思うのですが、全体の色のヴァランスは当然のことながら、この絵の赤色に関してはほとんど目立たない褐色や黄土色の働きが効果を上げてくると思います、いわば料理の隠し味のようなもので、決して主張をするのではありませんが、主を助ける補の役をする隠し色といったような使い方です。色の幅にもつながってきます。
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